「超攻撃的生物」とも言われる気性の荒さと圧倒的な攻撃力により、出会った者は無事では済まないという。
危険すぎるため生態調査もなかなか進まず、一時は古龍学者が研究していた。
現在はそこそこ進んできているがそれでも生態は数々の謎に包まれており、
今尚古龍種としての見方をする学者も少なくない。
「金獅子」の異名を持つが、その全身は黒い毛に覆われている。
しかし一度興奮状態に陥ると突然大部分の体毛が金色に変色する。
さらに後頭部から背中にかけての鬣に当たる部分が逆立つ。その様子は文字通り「怒髪天を衝く」。
その余りの変貌ぶりのため一時期は情報が錯綜し、
「変身する能力を持つ」「全くの別種の目撃情報が混同している」等の様々な説が生まれた。
筋肉、特に腕の逞しさは異常で、腕を使った攻撃は驚異的な攻撃力を誇る。
側頭部から生えた角は古龍の鱗をも貫き、鋭い牙や爪もどんな物体も易々と切り裂く凶器である。
雪山、火山、峡谷などの過酷な環境下に単独で生活している。
とてつもなく縄張り意識が強く、他種の生物が視界に入ると問答無用に襲い掛かる。
キリンの角が好物で、そのエネルギーを吸収しているため口から雷のようなブレスを吐く。
このブレスは「気光」と呼ばれる。
あるハンターからの情報によれば、
興奮状態のラージャンの尻尾に大きなダメージを与えたところ鬣の色が黒に戻ったという。
このため、ラージャンの能力に関する秘密は尻尾にあると考えるハンターや研究者がいる。
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